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さいたま市「見沼田んぼ」で新規就農(就農4年目)。夫婦二人で有機農業してます。
by windvalleyfarm

カテゴリ:想ウコト( 12 )

やりたいことの「根っこ」

見沼の地にもっと溶けこみたい。

この地を知り、この地に寄り添って生きていくことが、何よりの安心感に繋がる気がする。


星野道夫がアラスカを愛したように、

タイマグラ(マサヨ)ばあちゃんがタイマグラの地を愛したように、

私達もこの地を愛したい。


外に何かを求めるのではなく、この地の自然と対話しながら暮らしたい。

本当にやりたいことは、つまりはそういうことのような気がする。


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by windvalleyfarm | 2010-08-04 21:47 | 想ウコト

弱気なときこそ

 いいときもあれば、よくないときもある。
絶好調な自分もいれば、弱い自分もいる。

 今までは大きな判断をいい状態のときにしてきたけど、最近は弱気なときにどう判断するかがとても大事かも、と思うようになった。


 喜びに触れたくて  明日へ
 僕を走らせてくれ
 僕の中にある 「es」
 
    ~「es」 / Mr.children~

ほんと、いい曲。


気持ちとは裏腹に畑はpeaceful       ソラマメもそろそろ
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by windvalleyfarm | 2010-05-29 20:53 | 想ウコト

インドで会った友人、来る

 作日の夕方、畑で堆肥の切り返しをしていると、「まーちゃん!インドの友人が来た」と車から愛子が叫ぶ声が聞こえた。インドの友人??誰???とチンプンカンプン。見ると、お~っ!!インドを旅してたときに会って一緒に何日か旅をした彼。正確に言うと、ネパールのルンビニという町の韓国寺に泊まったときに出会った。帰国後は新宿のさびれたインド料理屋で飲んだっけ。懐かしい当時の写真を見て、そうそう韓国人3人とも一緒に旅したんだった。実家の母からさいたまで農業をしているという情報を聞いての来訪。あまりに突然過ぎたので、あまり時間が取れず。今度は連絡してから来てね。

 久しぶりに、旅の写真や旅日記を引っ張りだす。ネパールでは約2週間ヒマラヤに登ったり、ブッダのルートを辿ったり。インドではガンジス河に浮かぶ人の死体を見たり、焼かれる人の死臭を嗅いだり、マザーテレサの施設でボランティアをしたり、砂漠をラクダに乗って旅したり、サイババ(知ってるかな?)に会いに行ったり…。
タイ、モルディヴ、カンボジア、ベトナム、ラオス、マレーシア、シンガポール、インドネシア・バリ島。他にもいろいろとあった。会社を退職し、リュック一つの一人旅。一年も。

 日本より物質的に貧しい途上国と言われる国々の地方、農村、スラムを中心に訪れたけど、僕は圧倒されてしまった。そこに住む人々の生きる力に。特に子供のとてつもない「元気さ」や「生きる力」は凄い。私たちよりずっと過酷な環境に置かれているはずなのに。社会がどうとか、制度がどうとか言う以前の、もっと根本的な何かを見せつけられた気がした。人として、また人である前に『生き物としての生きる力』のようなもの。

 今、この仕事をしているのは紐解くと、やはりこの旅にあった気がします。でも自分はまだまだ。
なんとか農法とか、なんとか栽培とか、経営とか、ビジネスとか、流通とか、世の中の流れとか、エコとか、そういうことじゃなくて。

何かもっとでーん、とした感じでいきたい。
でーん、と生きたいんだがなあ。

生きるために生きる、生太郎です
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by windvalleyfarm | 2010-03-28 21:12 | 想ウコト

この仕事をしている理由

最近、よく思う。
自分がこの仕事(ライフスタイル)を選んだ理由。

サラリーマン時代、「食」の仕事をしていたこと、
アジアを一年放浪したこと、
一冊の本に心揺さぶられたこと、
環境問題に関心を持ったこと、
野菜のおいしさに目覚めたこと…

全てが繋がって、今ここにいるわけだけど、
ほんとうの「根っこの部分」は違うような気がしている。

ある本をパラパラとめくっていたらこの言葉が飛び込んできた。
まったく子供じみているかも知れない。
いたってシンプル。

でも、これが間違いなく一番しっくりくる。

アタマじゃないんだよね…。




 ある日、


 本当に突然、それが見つかった。


 何でもないことだった。




 それは、


 好きなことをやってゆこうという


 強い思いだった。


 ~星野道夫さんの言葉~
by windvalleyfarm | 2009-06-01 05:05 | 想ウコト

「見沼」という土地

 「見沼」に移り住んで一年が経とうとしている。
それまでは実家(東京都赤羽)から通いで、ここまで農業をしに来ていた。今考えると、よくやっていたもんだなあ…と自分でも感心する。寝ても覚めても畑や野菜のことばかり考えていた。他の遊びや趣味なんか一切なし。「情熱」。いや、ただただそれが楽しくてしょうがなかったのだ。
今も相変わらず寝ても覚めても…に違いないけど、ここに家を借り、最愛のパートナーのあいこと結婚し、ここで生活するようになって、その楽しさの質が違ってきているように思う。まだそれは上手く言葉にできそうにないのだけど。。。

 「見沼」に移り住んで一年が経ち、「見沼」という土地がとても身近に感ずるようになった。もっともっとこの土地のことを知りたいと思うようになった。

そもそも何でこの土地に住もうと思ったのだろう?

もっと田舎へ行けば山あり海ありの豊かな自然はたくさんある。空き家もたくさんあるし、物価も安い。
ただそういうものじゃない何かがここにはあって、
都心近郊に1260ヘクタールものぽっかりとした緑地空間が残っている。これは今の時代では尋常なことではない。そしてちょっと小道を入ると、未だに昔ながらの風景に出くわす。ここの人達はいくつもの開発の波からこの土地を守ってきたという。
そしてここにはいくつもの「竜」にまつわる伝説が残されている。

自然と人との距離をここの人たちは知っていたのではないだろうか…。

もっともっとこの地を知りたい。

a0100888_1910219.jpg今でも細々と続いている「南部領辻の獅子舞(竜頭の舞)」
by windvalleyfarm | 2009-03-03 21:52 | 想ウコト

「立春」に想う

 暦では「立春」。昨日くらいから春めいてきたようだ。

気がつくと、露地の小松菜やチンゲン菜、タアサイなどのアブラナ科の野菜に蕾が出ている。
花を咲かす準備に入っているのだ。

虫たちもちょろちょろと動き始めてきた!

そして何より二人とも体が軽やかになり、とにかく動く動く。
久しぶりにシーズン中の感覚になった。
超、ハッピー!!

 見沼に住み、百姓仕事をするようになって、嬉しいことは多々あるけど、育てる喜びとか、作物を売る楽しさとか、そういうことじゃなく、
こうした他の生き物たちと同じように、無意識に肌で季節と呼応できることがとても嬉しい。
自然の一部になっているような気がして。

人間社会の中の 人間 ではなく、
地球上の ヒト科の動物 でありたい。
 
生態系の中の 点 でありたい。


a0100888_23554611.jpgあいこ、堆肥場に立つ
by windvalleyfarm | 2009-02-04 22:49 | 想ウコト

また今年も…


a0100888_17311428.jpg 今年も終わろうとしています。初春、木々か

らかすかに出た新芽を見て、それが枯れてまた

大地へ還るまで。虫が地上に出てくるのを見て、

動き出し、やがてまた地中に潜るまで。

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 春草が枯れ、夏草が生え、秋草に変わり、

霜にやられるまで。自然と目に映る、変わ

ることのないこれらの営みと共に、また一

年を過ごしてきました。

a0100888_175971.jpg 春夏秋冬。野菜も芽物→葉菜→果菜→根菜、

葉菜のサイクルで育ってきました。

太陽は東から昇り、西に沈む。そして月が昇る。

全ての生き物は自然の恩恵を受けて生きている。

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 こうした当たり前で変わることないサイ

クルの中に人もいる。

自然に寄り添って謙虚に生きたい。

そう想う今日この頃です。
by windvalleyfarm | 2008-12-29 16:49 | 想ウコト

季節の変わり目

 早朝、畑へ向かう道、今年一番の富士山を見る。裾野まで広がるその姿を見ると、まだ眠たいはずの頭や目も自然と冴えて、子供のようにウキウキしてしまう。
高い建物や障害物が一切ないから見えるこの光景。さいたま市にありながらこの地が残ってきたという事実、残してきた人たちに感謝しなければならないと思う。

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 最近の見沼田んぼの景観は美しい。春先にかすかに木が芽吹くのを見てから、毎日毎日季節と共に青々と繁っていくのを見、今まさに葉は黄色に、赤に、その他様々な色に…と落葉の準備に入っている。散りゆく前が一番儚く、美しいならば、これからの見沼は一番美しいときなのかも。

 そして、今まさに見沼の季節は変わろうとしている。夕暮れ時の太陽、空、雲、風、空気…がそう知らせてくれる。そしていつも、何だかわからない”無意味な嬉しさ”が体の中から込み上げてくるのだから不思議なもんだと思う。

 この仕事をしていて一番嬉しいのは、もしかしたらこういう瞬間(季節の変わり目)に遭えることかも知れないね…と、帰りの軽トラの中で二人で話していた。

 百姓って素晴らしい。

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by windvalleyfarm | 2008-11-19 22:23 | 想ウコト

野菜の旬

風の谷農場では、年間で60種類くらいの作物を育てているので、季節の野菜を知らない人は、さぞ入れ替わり立ち替わりで毎回、違う野菜があるのだろうと思われている節があるような気がする。(特に野菜セットで。)

もちろん少しずつ変わっていくのだけど、実際はしばらく同じ野菜が続くケースが多い。
夏はキュウリ、ナス、トマト、ジャガイモばっかりになるし、冬は大根、白菜、キャベツ、里芋が続くのである。逆を言えば、大抵の野菜は本来その時にしか食べられない。自然界では冬にトマトやキュウリは生らないし、作りたい(ハウスなどで)とも思わなければ、食べたいとも思わない。
(と、偉そうなことを言っていますが、数年前までは僕も野菜の本来の季節は知らなかったです、はい。)

毎日毎日、晴れ・雨・風・台風・雪などにもろにさらされ、春・夏・秋・冬というものを肌で感じていると、改めてその土地と食べ物が密接に関わっているのだなあ、と思う。自然とその土地の恵みを食べたくなる。これって理屈じゃないね。

いいことも悪いことも、真実と言われていることも、そうでないことも様々な情報が入ってくる現代社会で、知らず知らずのうちに頭の中に「知識」として入ってしまったものを、どれだけリセットできるかが自分の中の一つのテーマ。

唯一従うのはそこにある「自然」です。

a0100888_22173965.jpg今日も日が暮れた「見沼田んぼ」
by windvalleyfarm | 2008-05-28 22:54 | 想ウコト

風の谷野菜の行方

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冬場の野良仕事もようやく過ぎ、春を迎えこれから種蒔きラッシュが続く。
秋に予想した通り、真冬に出す野菜が圧倒的に少ないという結果。
単に畑の面積が足りないし、経営的にもまだまだ増やしていかなければならないが、
どこまで出来るにしろ(やり方はいろいろあるにせよ)、自分自身の手で触れてあげられる
野菜は限られている。
と言うことは、うちの野菜は限られたところへしかいけない。

まずは大切な家族。これは第一だ。
そして日頃お世話になっている方々や友人、知人。
そしてお客さん。
(生計を立てるという基本バランスを考慮しながら。。。)

そして忘れてはいけないのが、『自然』だろう。

大地へ返す、という行為。
本当のことを言ってしまえば、うちの野菜は見沼の土地が育てている。
自然からただ搾取するのではなく、ちゃんと返してあげたいと思う。
ありきたりかも知れないけど、毎日畑に立っていると、自然とそう思う。
by windvalleyfarm | 2008-03-01 22:44 | 想ウコト