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春めく→種まく
19日の「雨水」(凍りついていた雪が解け水になり、雪が雨になって降るころ)を過ぎました。畑ではいつの間にか雑草オオイヌノフグリの小さな青い花が咲いています。春を感じるのは今までもあったけれど、「春めく」という言葉を使いたくなるこの2日間。
こうなると種を蒔きたくなるのが百姓という生き物。 ピーマン3種、万願寺トウガラシ(自家採種)、ナス3種(自家採種)、ミニカボチャ、レタス2回目、トレビス、エンダイヴ、セロリ、畑で春大根…。 写真は一回目のキャベツ、スティックセニョール、レタス類 そろそろ夏野菜の種蒔きです。まだ夏野菜にとっては寒いこの時期はハウスの中に「温床(おんしょう)」というものを作ります。枠を作って山で掃いてきた落ち葉を入れ、米ぬかと水を混ぜて発酵させます。微生物が落ち葉を分解する過程で熱が出て、その発酵熱を利用して、夏野菜が発芽し、生育できる温度を保つこの方法は昔ながらの百姓の知恵です。 今は電熱マットを利用するやり方が一般的で効率的ですが、この温床の利点は、この落ち葉が今度は翌年の夏野菜の苗の床土になること。そして畑へ植えられ、また土に還っていくこと。 目先は、枠を作ったり、膨大な落ち葉を集めてきたりと、手間がかかり非効率ですが、長い目で見れば、実は無駄がなく、効率的。 私たちの目指す「農業Life」は何となくそのあたりにあるのかな…という気がします。 家の近くの雑木林で落ち葉集め 踏み込み温床
by windvalleyfarm
| 2010-02-21 21:54
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